交通機関の喫煙規制と歴史

電車の禁煙車第一号は、1908年に関東を走る急行電車に誕生しました。新幹線初の禁煙車は、1976年の東海道新幹線こだまでした。
禁煙車を増設する大きなきっかけが、1980年に起こった嫌煙権訴訟です。日本では初めての非喫煙者の権利を訴えた訴訟だともいわれています。その後、禁煙車両の設置が増え、車両だけでなく、駅構内においても終日禁煙エリアは拡大しています。
飛行機では、以前は事故防止のため離着陸時は禁煙で、巡航中は喫煙出来たようです。しかし、1980年ごろから徐々に喫煙席が減少していったそうです。なかなか航空機内での分煙は難しいですよね。1999年にANAとJALは全面禁煙としたそうです。また国際線も2001年頃から日本発着の路線は全て禁煙となったそうです。
バスも狭い空間で複数の人が利用するとあって、分煙も難しく、禁煙化の動きは早かったようです。近距離走行の路線バスは1975年頃から禁煙となり、その後長距離路線の禁煙化もすぐに進んだそうです。
禁煙タクシーは、1988年に個人タクシーから誕生しました。多く普及し始めたのは、2007年に大分県でその地域の協会の法人タクシーが全面禁煙としたことがきっかけとなっているようです。
交通機関の禁煙化は、それぞれの機関に対しての要望などで変化してきたようですが、最も大きな出来事は、平成14年8月2日に法律第103号とされた健康増進法ではないでしょうか。第25条で多くの人が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙を防止するために努力義務を課せています。百貨店、学校、病院などが該当しますが、この中に交通機関も含まれてます。喫煙出来る環境が当たり前だった時代から非喫煙が普通の時代に変わりつつあるように思います。

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